第二章 芽生え

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　 初撮影から早一ヶ月、いつもの所で通じる待ち合わせ場所で芽依をピックアップする。移動中の車の中で芽依は最近ハマっているロリィタファッションについて熱く語りだした。丁度、深キョンとアンナの映画「下妻物語」が大ヒットし、ロリィタファッションが広く世に知れ渡った時代だ。
　「ロリィタって言っても可愛い感じのパステルカラーを使った甘ロリとゴシック系のゴスロリやダークな感じのグロロリとかあるんですよ」
　 キラキラした芽依の表情は可憐な少女そのものだった。
　「今度、ロリィタの衣装も入れてみようか？」
　「ホントですか？楽しみー」
　 広井はこの日少女には過激すぎる衣装を用意していた。透け透けのランジェリーに着替えた芽依は贅肉のない見事なプロポーションだ。 
　「やだ、恥ずかしいこれ」
　 照れながら頬を赤くした少女はモジモジとカメラの前に立った。

広井の撮影に欠かせない魔法のツールとは？その作り方を公開

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